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シベールラスクフランス おいしさのひみつ

麦工房

贈答用ラスクはここ山形のシベールで誕生しました

シベールとは…
シベールは1966年に山形市で創業した菓子店です。間口一間半の小さいスペースですが山形発の洋菓子店として産声を上げました。
ある時、横浜から山形に転勤された方が週に何度もケーキをお求めにおいでくださいました。
そのうち「あちこち探してみたけど、フランスパンはどこにもない。おたくがつくってくれないか」といらっしゃるたびに言うようになりました。
そして、1977年には、フランスパンをメインにパン店をはじめました。

フランスパンの二度目のおつとめ…
1回の仕込み量は60本、自信を持って焼きあげたフランスパンですが、いっこうに売れず…60本のうち30本前後が売れ残る毎日が続きました。
3日分のフランスパンの返品は、合わせて100 本にもなります。その二度のおつとめとして、ラスクにして売り始めました。
あれほど売れなかったフランスパンが、ラスクにしたとたん、3日分の残りがわずか半日で売れ、2日と半日は欠品状態になったのです。
そこで店主は「ラスクのためにフランスパンを焼き、そのパンをラスクにしたらどんなにおいしいものができるだろう」と思いました。

「初めからラスクにするためのフランスパンなんて焼けるものか!」 と言って、シベールのパン職人は抵抗しました。
しかしその彼も、焼きたてのフランスパンから作ったラスクを口にした瞬間、そのおいしさに納得したのです。

全国に飛び立つラスクフランス
普段のおやつだけではなく、贈り物としてもお使いいただけるように…
そんな思いから1994年に日本初のギフト用高級ラスクが誕生し、通信販売のショップを「麦工房」と名付け、全国のお客様にお届けできるようになりました。
そして瞬く間に世の中に「ラスクブーム」が巻き起こりました。

その後、創業50周年の2017年に通信販売のショップ名を「シベール」に統一しましたが、麦工房時代から変わらず、蔵王の麓で毎朝フランスパンを焼き、ラスクを作っています。


シベール
シベール
シベール
シベール

ラスク フランス 素材のひみつ

日本で製粉されたシベール専用の特製の小麦粉
ラスクにあったフランスパンを作るために一種類の小麦粉から一回に六種類の性質の粉を得る「取り分け製粉」で独自ブレンドした専用小麦粉を使用しています。
日本の製粉技術により、麦工房オリジナル配合が支えられています。
山形のおいしい水
修験道を中心にした山岳信仰の場として有名な出羽三山。その主峰は頂きに万年雪を冠した霊峰月山です。
山々に囲まれ、原生林が多いこの地。フランスパン作りに大切な水は豊かな自然に育まれた月山湖などの寒河江川水系の水を使用しています。
溶かしバターの上澄みだけを贅沢に使用
シベールでは溶かしバターの上澄みだけを使用しています。
油脂を加えずに小麦の風味を生かしたフランスパンは、ラスクにする際も、必要以上にバターを使いません。だからこそ上澄みだけを贅沢に使っています。
純度の高い大粒のグラニュー糖を使用
グラニュー糖は純度の高い物を厳選しています。ラスクフランスには不純物の少ない大きな結晶の本グラニュー糖を使用しています。

シベール
シベール
シベール
シベール

ラスク フランス 製法のひみつ

おいしさを左右する仕込み
ラスクを作り始めてから一貫して変わらないのが、小麦粉とイーストと塩、そしてここ山形の清らかな水だけで焼きあげる油脂を含まないフランスパン。
イーストはフランス産のドライイーストを、塩は赤穂の天塩を使っています。おいしいフランスパンは生地作りが肝心。
その日その日の気温・湿度に合わせて、パンの発酵をコントロールし、毎日生地と真剣に向き合っています。


パンを焼く前のひと手間
窯入れの前のフランスパンに1本1本 職人が愛情を込めてクープを入れます。そのために手間がかかるし、思いのままにふくらむので形がふぞろいになります。
しかし クープを入れることでパンの個性が引き出され、おいしいフランスパンが焼きあがります。


じっくりとトンネルオーブンで焼きあげます
1cmにスライスされたフランスパンは 特製フレッシュバターの上澄みとグラニュー糖のシャワーを浴びて 20mのトンネルオーブンの中へ。
ラスクとは「二度焼き」という意味。ゆっくり、じっくり キツネ色に焼きあげ、完成です。


毎日温度や湿度を見ながら生地を仕込みます
フランスパンの形をととのえます
1本ずつクープを入れます
フランスパンが焼きあがります
1cmにスライス
バターとグラニュー糖をふりかけます
トンネルオーブンで二度焼き
焼き上がり

ラスクフランスの美味しさはバゲットから

シベールでは フランスパンを焼く前に「クープ」という切れ込みを入れ、型に入れずにのびのびとフランスパンを焼きあげます。
そのため生地が膨らむ際に大小の小さな穴があきます。 ラスクにする前にフランスパンをスライスすると形がさまざまで 表面には穴がぼこぼこ。
でもこれは おいしいフランスパンが焼きあがった証なのです。私たちはこの穴を「おいしいポケット」と呼んでいます。
このポケットにバターが染み込み、食べると「サクッ」「ほろっ」と崩れるような食感を生み出すのです。

フランスパン

お願い

  • ラスクの元となるフランスパンは、具合の良いものほど形が思いのままにはじけて一定の断面にはなりません。そのため形、大きさのばらつきは何卒ご寛容くださいませ。
  • 上出来の新しいフランスパンからつくるラスクほどこわれやすい欠点をもっています。少々のこわれは風味に免じてお許しいただければ大変助かります。
  • これらのお願いは、手工品としてひとえにおいしさを大切にするためのものでございますが、当然それにも程度がございます。お気づきの点がございましたら、お聞かせください。
  • サクッ ほろっとした食感